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数列について⑥

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今日のお題:数列でのエクセルを使った関数(前回の続き)

今回は前回の続きとして等差数列に関してもう1種類のやり方を説明します。

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等差数列に関してのエクセルのやり方②

まず、お題として初項1、交差3の等差数列を計算させてみます。
$$一般項a_n、そして数列の和S_nを表す見出しを作っておきます。$$
$$nの下1~10の番号と初項a_1、および交差dを入力する項目も用意しておきます。$$

セルB2にはセルF2を絶対参照とします。
$$=$f$2と入力してエンターを押します。1と出ます。$$
$$S_1=a_1なのでセルC2には=b2と入力してエンターを押します。1と出ます。$$

 A  B  C  D E F
 1 n  an  Sn
 2  1  1  1  初項a1  1
 3  2  交差d  3
 4  3
 5  4
 6  5
 7  6
 8  7
 9  8
 10  9
 11  10
 12  11
 13  12

さて、B3に入れるべきは前の項のセルに交差3を加えるというデータです。

「1つ前のセル」は相対参照で、「交差d」は絶対参照にしなければなりませんから、
$$=b2+$f$3と入力してエンターを押します。4と出ます。$$

A B
3 b2+$f$3

そして右下隅をダブルクリックすると、末項(最後の項数)までこの関係
によるデータが入り、
$$a_nのデータが一気に完成します。$$

A B C D E F
1 n an Sn
2 1 1 初項a1 1
3 2 4 交差d 3
4 3 7
5 4 10
6 5 13
7 6 16
8 7 19
9 8 22
10 9 25
11 10 28

そして今度は和Snについてみていきます。

和を計算するためにある公式を使います。

$$S_n=s_{n-1}+a_n$$

これは漸化式というもので次回説明します。

今回はここで終わりにします。

 

 







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