今日のお題:数列でのエクセルを使った関数(前回の続き)
今回は前回の続きとして等差数列に関してもう1種類のやり方を説明します。
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等差数列に関してのエクセルのやり方②
まず、お題として初項1、交差3の等差数列を計算させてみます。
$$一般項a_n、そして数列の和S_nを表す見出しを作っておきます。$$
$$nの下1~10の番号と初項a_1、および交差dを入力する項目も用意しておきます。$$
セルB2にはセルF2を絶対参照とします。
$$=$f$2と入力してエンターを押します。1と出ます。$$
$$S_1=a_1なのでセルC2には=b2と入力してエンターを押します。1と出ます。$$
A | B | C | D | E | F | |
1 | n | an | Sn | |||
2 | 1 | 1 | 1 | 初項a1 | 1 | |
3 | 2 | 交差d | 3 | |||
4 | 3 | |||||
5 | 4 | |||||
6 | 5 | |||||
7 | 6 | |||||
8 | 7 | |||||
9 | 8 | |||||
10 | 9 | |||||
11 | 10 | |||||
12 | 11 | |||||
13 | 12 |
さて、B3に入れるべきは前の項のセルに交差3を加えるというデータです。
「1つ前のセル」は相対参照で、「交差d」は絶対参照にしなければなりませんから、
$$=b2+$f$3と入力してエンターを押します。4と出ます。$$
A | B | |
3 | b2+$f$3 |
そして右下隅をダブルクリックすると、末項(最後の項数)までこの関係
によるデータが入り、
$$a_nのデータが一気に完成します。$$
A | B | C | D | E | F | |
1 | n | an | Sn | |||
2 | 1 | 1 | 初項a1 | 1 | ||
3 | 2 | 4 | 交差d | 3 | ||
4 | 3 | 7 | ||||
5 | 4 | 10 | ||||
6 | 5 | 13 | ||||
7 | 6 | 16 | ||||
8 | 7 | 19 | ||||
9 | 8 | 22 | ||||
10 | 9 | 25 | ||||
11 | 10 | 28 |
そして今度は和Snについてみていきます。
和を計算するためにある公式を使います。
$$S_n=s_{n-1}+a_n$$
これは漸化式というもので次回説明します。
今回はここで終わりにします。