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MEDIAN関数の使い方(使い道)

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今日のお題:excel(エクセル)での使い方

前回の続きで今回は中央値におけるエクセルでの使い方を説明します。

平均値と中央値の違い

よく、「中央値」は「平均値」と混同されやすいです。「中央値」は対象を昇順で並べた際に使う関数です。それに対して、「平均値」とは全体を足して等分したものです。

例①:6人の身長の中央値について

例題①として6人の身長の中央値について以下の表をみてみます。

1 順位(順番) 2 3 4 5 6
2 長さ(m) 165 172 173 175 179 182
平均値 中央値
174.333 174

まず、6人の平均値は挿入の関数より「AVERAGE」に合わせてOKをおす。範囲をB2~G2に選択してOKをおす。そうすると174.33...と出ます。次に中央値を求めるのですが挿入の関数より関数の分類を「統計」にして「MEDIAN」を選択してOKをおす。範囲は平均と同様にB2~G2としてOKをおす。そうすると174と出ます。つまりこの例題においては平均値と中央値はさほど変わらないことが分かりました。

例②:テストの点数について

次にテストの点数の例題についてみてみます。

TOEICスコア

1 受験番号 スコア
2 585
3 550
4 540
5 555
6 655
7 875(外れ値)
8 545
9 910(外れ値)
平均値 651.875
中央値 570

まず、平均値ですが「AVERAGE」を選択してB2からB9を指定してOKをおす。そうすると681.875と出てきます。次に中央値ですが「MEDIAN」を選択してOKをおす。そして、B2からB9を指定してOKをおす。そうすると570と出てきます。平均値で出すときは極端に離れた値(外れ値という)である875や910に気を付けなければいけません。875と910を除いて平均を出すと571.6667と合点がつきます。中央値と言うのは外れ値の影響を受けないので平均値よりも妥当であることが分かりました。

まとめ

どちらが実態に近いかと言えば、中央値ですね。このように中央値や平均値は似ていますが、数字全体がかけ離れたものがある場合は、中央値を使ったほうがいいです。

 

以上で中央値の説明を終わります。

ぜひ、「中央値」関数を使って、データを活用して下さい。

 

 

 

 

 

 

 







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