今日のお題:PERMUT(パーミュテーション)関数について
今回は、PERMUT(パーミュテーション)関数について紹介します。PERMUT関数とは、順列(異なるn個のものからr個を選んだ並べ方)を求めるときに使う関数です。
PERMUT(パーミュテーション)関数はこんなところで使うと便利です。
たとえば、A、B、Cの3文字から2個を抜き取る順列は、(A、B)(B、A)(A、C)(C、A)(B、C)(C、B)の6通りである。そこで、いちいち計算しなくてもPERMUT関数を使えば一発で出せるので便利です。
PERMUT関数の数式
$$\begin{eqnarray}
{}_n \mathrm{ P }_r
= n \cdot ( n - 1 ) \cdots ( n - r + 1 )
= \frac{ n! }{ ( n-r )! }
\end{eqnarray}$$
(異なるn個のものからr個を選んだ並べ方)
(ただし、n≧0、r≧0)
excelでの使い方
先ほど述べたA、B、Cの3文字から2個を抜き取る順列は、
$$\begin{eqnarray}
{}_3 \mathrm{ P }_2
= \frac{3! }{ 1! }
\end{eqnarray}=3×2=6(通り)と計算出来ます。1!=1$$
excelで入力するには、「=PERMUT(3.2)」と入力すると計算でき、6を得ます。
まとめ
このように順列を計算するときにPERMUT関数が役立ちます。
以上で終わります。次回はCを使った関数を紹介します。